カメラ三脚選び Velbon Ultra(ウルトラ)555 購入レビュー

一眼レフカメラの三脚である「Velbon Ultra(ウルトラ)555」の購入レビューです。

カメラ三脚選び Velbon Ultra(ウルトラ)555 購入レビュー

Velbon Ultra(ウルトラ)555を購入する前は、3,000円程度の安い三脚を使っておりました。

カメラを始めた頃は、それほど三脚にこだわっておらず・・・というか・・まったく知識がないため、何を選んでよいかわかっていなかったという感じですね(笑)

そのため「カメラが固定できればそれほど変わりはないだろう」なんて安易に考えて購入したもんだから大変!!使っていくうちに困ることの方が多くなってきたので、これはきちんと調べて買い替えようと思い、「Velbon Ultra(ウルトラ)555」を購入しました。

今ではホントに買い替えてよかったなぁと思っています。

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ここでは三脚選びのポイントと「Velbon Ultra(ウルトラ)555」の特徴を紹介します。

これから カメラの三脚の購入を検討されている方 のお役にたてればうれしいですね。


三脚選びのポイント

三脚選びの一番重要なポイントは「耐荷重」です。

耐荷重とは「三脚が耐えることができる重さ」のことです。耐荷重が 1.5kg となっていれば、1.5kgまで三脚に乗せられるということになりますが、実際はそんな計算どおりにはいきません。

下の写真を見てください。これは以前使っていた「Fotopro DIGI-204」という三脚です。

三脚選びの一番重要なポイントは耐荷重

カメラとレンズに追加でフラッシュを付けると、もう耐えきれません。カメラが常に下を向いた状態になります。

耐荷重がないとこうなります。三脚変更を余儀なくされた瞬間ですね(笑)

Fotopro DIGI-204 の耐荷重は 1.5kg。これに対し、カメラとレンズで 676g、フラッシュで 420g。合計で約 1.1kg。1.5kg までの耐荷重があっても、少し下に傾けると写真の状態になり、ぜんぜん安定しませんでした。

ショップ店員によれば、耐荷重は乗せるカメラやレンズに 0.5〜1kgプラス して計算した方がよいようです。特に望遠レンズを使われる方は 2~3 倍程度で考えてもよいと言われました。

望遠レンズはわずかなブレでも画面が大きく揺らぎますからね。確実に安定する耐荷重を計算すればそうなるのかもしれません。

次に「最低高」と「全高」にも気を配りましょう。

三脚により一番低い位置である「最低高」と、一番高い位置である「全高」に大きな違いがあります。これは自分の撮影スタイルに合わせて選ぶのがよいと思います。小さなものを撮影する場合、例えば花やプラモのミニチュアなどのマクロ撮影する場合には、低い位置にカメラを設置しないといけません。そうすると数十センチ程度まで低くできることが望ましいです。

ちなみに Fotopro DIGI-204 の再低高は 39cm。もう少し低くしたいといつも思ってました。仕方ないので小さなものを撮影するときは、床に寝そべって撮影したりしてましたよ。

カメラ選びは最低高と全高も重要

風景や人物、運動会などでの撮影が主な場合は、目線の高さ以上あると使いやすいと思います。ちなみに Fotopro DIGI-204 の全高は 120cm。子供の運動会を撮影するお父さん方にはいいのでしょうが、仕事で使う自分としては低すぎました。大人が並んで撮影するのに、全然顔が入りません。カメラが上を向く始末・・・。大人の目線に合う高さは必要です。

カメラの高さは目線以上あると使いやすい

脚が固定されている三脚と固定されていない三脚がありますが、こちらは固定されていないものの方がおすすめです。

脚が固定されている三脚と固定されていない三脚

ショップ店員によれば、安価な三脚だと脚が固定されている形状が多いようですね。

Velbon Ultra(ウルトラ)555の特徴

では、本題に入って「Velbon Ultra(ウルトラ)555」の特徴をお伝えします。

Velbon Ultra555 は、雲台なしの「足だけ」で購入することもできますが、私は雲台付きで購入しました。

シュープレートが適度な大きさ

シュープレートは超軽量・薄型でカメラにつけっぱなしにしていても特に気になりませんね。ショップ店員によれば、シュープレートが小さいと破損の原因や、取り付けにくいなども問題があるようです。またカメラにつけっぱなしにした時に、カメラが傾いて倒れる可能性もあるとのことで、適度が大きさがあった方がいいということでした。着脱がワンタッチでおこなえるクイックシューも魅力の1つです。

 Velbon Ultra 555のシュープレートは超軽量・薄型

ローポジションに対応している

小さなものに接写する場合、ローポジションが便利です。センター棒の下部を回して外すと開脚できます。最低高は 244mm です。

Velbon Ultra 555はローポジションに対応している

ウルトラロック方式が使いやすい

ウルトラロック方式はベルボンが独自開発したもので、脚先端を握ってひねるだけで全段を一気に固定・解除することができます。レバー式やロックナット式よりもシンプルだと思います。使っている部品も少ないことから、軽いのも特徴の1つですね。

左にひねるとロック解除、右にひねるとロックされる形状です。1回のひねりで1段づつ出てきます。

このウルトラロック、実はネット上では使いににくいといった書き込みも散見されます。個人的には使いやすいと思っていますが、慣れるまではロックし忘れて固定できなかったなんてこともあると思いますのでご注意を。

Velbon Ultra 555のウルトラロック

以前は、レバー式(レバーロック)を使っていました。

ショップ店員によればレバー式は、部品の摩耗などで少しづつ締まり具合が落ちてくるということ。レバーの締り加減を六角ナットで調整できる三脚もあるとのことでしたが、安価なものでは期待できないとのことでした。

レバー式(レバーロック)の三脚

ウルトラロックは比較的新しい方式のため、締まり具合が落ちるかどうかはわかっていないようでしたね。

専用ケース付き

Velbon Ultra555 は箱から出した時点で専用ケースに入っています。

三脚の持ち運びに便利なことと、使わない時には本体がホコリまみれにならないといったメリットがあります。たまにケースが付属していない三脚もあるようなので、専用ケースがあるのはうれしいですね。ちなみに私の場合、ショップで購入した時に箱から出してケースで持ち帰りました。電車に乗っていても特に邪魔になりませんでした。

重さはおよそ 1.8kg。カバンを持っている感覚というと伝わりますかね。

Velbon Ultra 555は専用ケース付き

最高全高までやってみた

Velbon Ultra555 は エレベータ(EV)なしの状態で 1424mm。エレベータを含むと 1670mm となっています。

写真は脚を全段伸ばして、エレベーターを一番上まで上げた状態です。

Velbon Ultra 555の最高全高

さすがに5段目まで伸ばすと径が細いので、倒れやしないかと少し不安があります。

そして、写真にも入りきらず・・・

3WAY雲台は取り外し可能

足だけで購入できるくらいですから当然、雲台は取り外し可能です。

Velbon Ultra 555の3WAY雲台は取り外し可能

自由な位置にカメラを固定したいという方は自由雲台がおすすめですね。

ちなみにこの3WAY雲台、ケースに入れるにはネジ式になっている水平調整レバーを連結しないといけません。

Velbon Ultra 555の調整レバーを外す

Velbon Ultra 555の水平調整レバーを連結

頻繁に持ち運びをする方はメンドクサイと思われるかもしれませんのでご注意を。

まとめ

「Velbon Ultra(ウルトラ)555」のレビューでした。

いかがでした?Velbon Ultra555 の特徴、伝わりましたでしょうか。

この Velbon Ultra555 を買うまでは安定しない三脚でなんとかやりくりしていました。購入後はもう別世界!操作性も良いし安定感もあるし、とても満足しています。

これから三脚の購入を検討されている方、ぜひ一度チェックしてみてください。

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おつかれさまでした。

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