Excel 余分なスペースを削除する TRIM 関数
Excelで余分なスペースを削除する方法をご紹介します。
対象
Excel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003,Excel2007関数名
TRIMプログラミング経験のある方にとっては、馴染み深い名前だと思います。
使い方は簡単。スペースを削除したい文字列を引数に指定するだけです。
例えば、 A1 セルに対象文字列がある場合、
[ =TRIM(A1) ]
という数式を入力すればOKです。
しかし、この Excel の TRIM 関数、プログラミングで利用する TRIM とはちょっと違います。
単語間のスペースを1つずつ残して、不要なスペースを全て削除します!
なんのこっちゃ・・と思われる方、全くその通りですね。
さっそく試してみましょう。
文字列 | 文字数 |
---|---|
「マイクロソフト エクセル」 | 12 |
「マイクロソフト エクセル」 | 14 |
「 マイクロソフト エクセル 」 | 14 |
「 マイクロソフト エクセル 」 | 16 |
「 マイクロソフト エクセル 」 | 20 |
これらの文字列に対し、 TRIM 関数 を利用すると・・・
文字列 | 文字数 |
---|---|
「マイクロソフト エクセル」 | 12 |
「マイクロソフト エクセル」 | 12 |
「マイクロソフト エクセル」 | 12 |
「マイクロソフト エクセル」 | 12 |
「マイクロソフト エクセル」 | 12 |
となりました。
おぉぉ、全部一緒になるとは・・・、なんて迷惑?
まさに、「文字列の間にあるスペースは1つだけを残して削除する」のです!
このとき、先頭にあるスペースが残される仕様のようです!!
たとえば、
「全角スペース・半角スペース・・」といった順番で入力があれば全角スペースが残され、
「半角スペース・全角スペース・・」といった順番ならば半角スペースが残されます。
プログラミングで利用する TRIM 関数とはちょっと違いますので、
扱いには注意が必要ですね。
Excel スペースをすべて削除したい場合は、こちらをご覧ください。
>Excel スペースをすべて削除する SUBSTITUTE 関数
おつかれさまでした。