ConoHa Windows Server VPSの特徴や評価
Windows Server 2016 Hyper-Vが使える「ConoHa for Windows Server」の特徴や個人的な評価の紹介です。
アプリサーバーなどを運営する場合、自前のアプリやプログラムを実行できるVPS(仮想専用サーバ)が適しています。特に Java サーブレットや JSP を使いたい場合などは、共用レンタルサーバーではなく VPS が適しているといえるでしょう。
Windows VPS は「さくらのVPS」が有名ですが、ConoHa の Windows Server もいい感じなので、特徴をまとめて個人的な評価をしてみました。
これから VPS を検討している方の参考になればうれしいです。
こちらに記載されている評価は個人的見解に基づくものですので予めご了承ください。
初期費用無料でコスパが高い
おすすめの第一理由は何といっても「初期費用無料」という点です。「さくらのVPS for Windows Server」は初期費用がかかりますが、「ConoHa for Windows Server」は初期費用がかかりません。サーバーの初期設定に費用がかかるというのは理解できます。何かと人的作業などがあるのでしょうから。とはいっても、どんな作業があるのかよくわからないのに、とりあえずお金がかかるとなると、なんとなく無駄に取られるという気がするのがユーザー側の視点です。
初期費用がかかるが年間コストは安いとなれば、何年か使っていれば得をするかもしれませんが、正直それもどうかなーと思ったりします。例えば、環境を作っては壊すようなテスト的に短期利用する場合や、個人でサービスを新規に運営する場合などは、導入初期の費用はできるだけ安く済ませたいものです。
使いたいときに使えて、使った分だけ費用を払いたいといったフレキシブルなサービスがほしいと思っている方は結構多いんじゃないかと思います。
そういった意味では「ConoHa for Windows Server」は月額1,800円から利用できて、利用料金が月額料金に満たない場合は、時間単位の課金に切り替わるという料金体系は魅力を感じます。月の途中から初めて、月の途中でやめた場合などは一番安い料金に自動で切り替わるということですからね。最低利用期間はなく、転送量に対する課金もありませんから、コスパは圧倒的に高いです。
使い慣れたWindows環境
Windows環境に慣れた方だと、難しいコマンドなどは勘弁ってなりますよね。「サーバー管理」の目的であれば、リモートデスクトップが使えます。自宅やオフィスから手軽に接続できるのも魅力で、PC、タブレット、スマートフォンなど、デバイスは問わないというのも魅力ですね。
どうやら ConoHa for Windows Server は 3ステップ で、すぐに使えるVPSとなっているようですね。公表はされていませんが、CPU・SSD共に処理速度には自信があるようで、VPS 構築も簡単となれば、ハイスペック VPS といえるでしょう。大手GMOインターネットが運営しているので、サーバー稼動も安定してますから、使う方も安心ですね。
SQL Serverも使える
月額1,000円の有料オプションですが、SQL Server も利用できます。Windows Server ですからね。相性の良いデータベースが使えるのはうれしいですね。
契約したサーバープランのコア数に応じて月額料金が決まるようで、最低ライセンス対象のコア数は「4コア」となっています。つまり、4コアに満たないプランで契約した場合は4コアで計算され、1,000円*4コア=4,000円が毎月かかります。
おまけに Windows Server 作成時のみ追加可能で、サーバー作成後の追加はできないとのこと。つまり、最初に決めたアプリサーバーとして稼働を決めた後、途中でデータベースサーバーに切り替えるなんてことはできないよってことですね。この場合、新たなプランを契約しなければなりません。
うーん、つまり途中でプラン変更ができない(使い方の計画が変更できない)ってことになるのかな。この辺りもう少し柔軟な対応がほしいところですが、SQL Server 自体が高額だから仕方ないのかな。別のデータベースを検討した方がいいかもしれませんね。
ConoHaのおすすめのプラン
「ConoHa for Windows Server」の主要プランは下表のとおりです。
WIN1GB | WIN2GB | WIN4GB | WIN8GB | WIN16GB | |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 1,800円 | 3,200円 | 5,900円 | 10,500円 | 19,500円 |
CPU | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB |
HDD | 50GB | 50GB | 50GB | 50GB | 50GB |
DC所在 | 日本(東京) | 日本(東京) | 日本(東京) | 日本(東京) | 日本(東京) |
初期費用無料、通信量無制限、リモートデスクトップも使える「ConoHa for Windows Server」ですが、おすすめのプランはずばり!
「WIN4GB」です!!
「WIN1GB」は Windows Server をとりあえず触ってみたいとか、どんなものかを確認する程度のプランであり、OS に 1GB のメモリの半分は取られるので、サービスの運用には不向きです。「WIN2GB」も、コストパフォーマンスが良いように見えますが、やはりメモリ 2GB もそれなりのサービスを運用するのは不安が残ります。
というわけで、「WIN4GB」がおすすめです!
「WIN4GB」なら 4コア あるので、SQL Server の契約も視野に入れられますし、料金的にも納得できる金額です。
プランには更に上の「WIN32GB」と、「WIN64GB」がありますが、高額なので個人での契約は守備範囲外ですね。法人での契約を検討されている方は、公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
個人的には初期費用無料という点が非常に気に入っています。さくらのVPSよりも手軽に導入できますし、月額料金でもお得に利用できます。まさに圧倒的なコストパフォーマンスといえるでしょう。
ラインアップも全7種類と幅広く、お手軽プランから、大規模ビジネスユースにも対応されています。
これから VPS を検討している方は、ぜひ一度公式サイトをチェックしてみてください。
おつかれさまでした。