エルゴヒューマン 背もたれ付近がギシギシしたのでやったこと

エルゴヒューマンの背もたれ付近がギシギシしたのでやったことです。

エルゴヒューマン 背もたれ付近がギシギシしたのでやったこと

5年ほど前に購入した「エルゴヒューマン」。筆者お気に入りの椅子です。毎日の仕事で座っていても、腰やお尻が痛くならない。長いこと愛用しています。

少し前から背もたれに体重移動すると「ギシギシ」という異音が発生していました。その音が日を追うごとにひどくなっていき、ノンストレスだった椅子が一気にストレスの塊に!

なんとかならないかとググってみたら、異音発生時のメンテナンス方法が書いてあるじゃない。

異音発生時 作業案内書(座面下からと思われる場合)

どうやら「座面とシリンダー上部の接する部分の油ぎれ」が原因な模様。これだ!ということで、工具を購入してトライしてみました。

ここでは エルゴヒューマンの背もたれ付近がギシギシしたのでやったこと を紹介します。


準備するもの

公式のメンテナンス書によると「ゴムハンマー」と「粘性グリース」が必要とのこと。

ゴムハンマーと粘性グリース

グリースの種類には「シャーシグリース」や「リチウムグリース」などがありますが、ここでは「リチウムグリース」を使っています。他のサイトでは「シャーシグリース」を使っている例もあったので、どちらでもいいのかも。

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シリンダーを抜く

まず、座面の高さを一番上にします。作業のために段ボールなどを下にひいておくと床が傷つかなくてよいです。

段ボールをひいて座面の高さを一番上にする

椅子を横にして、ゴムハンマーで差込口に近い箇所を叩くと振動で少しずつ抜けてくるとのこと。下図の赤丸付近ですね。

椅子を横にしてゴムハンマーで差込口に近い箇所を叩く

早いときは十数回で抜けるとありましたが・・・・。

はい、抜けません!!!

20分くらい叩いてもシリンダー部は外れなかった

20分くらいずっと同じところをぶっ叩いても、その周辺や足回り付近をぶっ叩いても抜けませんでした。どうやら完全に固着してしまい、振動程度じゃ抜けないみたい。

粘性グリースを塗布

公式のメンテナンス書によれば、古い油跡をふき取って新たに粘性グリースを塗布すればよいとのこと。

つまり、ギシギシという異音の原因は「グリス切れ」ってことだ。

ならばと、シリンダー部を柔らかい布で拭いてみると、結構な黒い油跡のようなものが取れた。

シリンダー部を柔らかい布で拭いてみた

きれいになったところで、粘性グリースをシリンダー部の先端方面へ結構な量を塗布してみる。

粘性グリースをシリンダー部の先端方面へ結構な量を塗布してみる

椅子を起こして離着席・座面昇降・リクライニングを繰り返してグリースをなじませた後、座面を一番上まで上げて、はみ出たグリースを拭き取りました。

すると、異音がなくなり、気持ちのよい座り心地がかえってきたのです!!

はみ出たグリースを拭き取る

おおおー、やったぜ!!

座面を一番上まで上げてはみ出たグリースを拭き取る

公式メンテナンス書

まとめ

エルゴヒューマンの背もたれ付近がギシギシしたのでやったことを紹介しました。

結論、座面下のシリンダー部は外さなくてもリクライニング時の異音がなくなりました。ゴムハンマーいらなかった・・・。

今のところ快適に使えています。

正式なメンテナンス方法ではないので、同じ症状の方が解決できるとは限らないと思いますが、こんな方法でも解決できたという一例として書き残しておきます。メーカー修理の費用は高いですから、できれば避けたいですよね。

また異音がしたら追記していきます。

おつかれさまでした。

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