Windows11 ペイントのショートカットを作る mspaint.exeの場所はここだ

Windows11でペイントのショートカットを作る方法とmspaint.exeの場所です。

Windows11 ペイントのショートカットを作る mspaint.exeの場所はここだ

Windows10まではペイントアプリは「C:\Windows\System32」の下に「mspaint.exe」があり、これを起動することで利用できた。ショートカットを作る際も、作りたい場所で右クリックからショートカットの作成で、「C:\Windows\System32\mspaint.exe」と入力すれば可能だった。

ところが、Windows11からはそれができなくなっている。スタートメニューから右クリックしても、ファイルの場所を探すこともできなくなっており、デスクトップにショートカットを作ることができなくなった。

Windows11はスタートメニューからペイントのファイルの場所を探すことができない

タスクバーにピン止めすればいいじゃん、って声が聞こえてきそうだが、このページを見ている方は、なんとしてもショートカットを作りたいという気概のある方だと思う。なので筆者は頑張って方法を模索したのだ。

結果、様々な困難の末、ペイントのショートカットを作ることに成功したw

ここでは Windows11でペイントのショートカットを作る方法 を紹介します。


検証環境

筆者のWindows11環境はこうです。

  • エディション:Windows 11 Pro
  • バージョン:22H2
  • システムの種類:64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ

検証環境を書いたのは、バージョンによって変化があるからだ。

Windows11でペイントのショートカットを作る

一番簡単なペイントアプリのショートカットの作り方を紹介しよう。

まずはWindowsキーから「すべてのアプリ」をクリックする。

Windowsキーからすべてのアプリをクリックする

次に「は」行までスクロールし、ペイントアイコンを選んで指定フォルダへドラッグ&ドロップすればOK。ここではデスクトップへドラッグ&ドロップしている。

ペイントアイコンをデスクトップへドラッグする

このようにペイントのショートカットアイコンができれば完了だ。

Windows11のペイントショートカットアイコン

Windows11のmspaint.exeの場所

次に、Windows11でmspaint.exeがどこにあるのか、その場所を紹介しよう。

フォルダ内の検索を繰り返したところ、下記の場所にあることがわかった。

OSビルド:22621.674の場合

まずは「OSビルド:22621.674」のmspaint.exeの場所だ。

C:\Program Files\WindowsApps\microsoft.paint_11.2208.6.0_x64__8wekyb3d8bbwe\PaintApp

mspaint.exeのある場所

まさかの「Program Files」の下だとは・・・。

ちなみに「WindowsApps」へは隠しフォルダのため、通常アクセスすることはできない。アクセスしても、下図のようなエラーメッセージが出る。

WindowsAppsへは通常アクセスすることはできない

フォルダのプロパティから、セキュリティの設定を変えることでアクセスできるが、ここではやり方は割愛する。

※コメントをもらったので追記を書きました。

mspaint.exeの場所がわかれば後は簡単だ。ショートカットの作成から、下記の場所をコピペすればいい。

C:\Program Files\WindowsApps\microsoft.paint_11.2208.6.0_x64__8wekyb3d8bbwe\PaintApp\mspaint.exe

ショートカットの作成からペイントのショートカットを作る

名前にペイントとつければ、出来上がり!!

ペイントのショートカット

ふむふむ、いい感じだ。

OSビルド:22621.1105の場合

次に「OSビルド:22621.674」のmspaint.exeの場所だ。

C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.Paint_11.2210.4.0_x64__8wekyb3d8bbwe\PaintApp

OSビルド:22621.1105のmspaint.exeの場所

ただ、このバージョンからなのか少し前からなのかはわからないが、OSビルド22621.674の時のようにmspaint.exe単体で起動ができなくなっているようだ。なので、mspaint.exeへのショートカットを作っても動作しない。

筆者の場合、最初「mspaint.exe」をダブルクリックすると「mfc140u.dllが見つからない」というエラーが出た。こちらは「Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable」をインストールすることで回避できたが、以降もmspaint.exeをダブルクリックしてもペイントアプリは起動しなかった。スタートメニューからの起動や、ピン留めからは起動はできるのに、mspaint.exeをダブルクリックしても起動しない。

同様の現象の方からコメントをもらっているので、やはりmspaint.exe単体では起動しなくなったってことなのだろう。

まとめ

Windows11でペイントのショートカットを作る方法を紹介しました。

まさか、ペイントのショートカットを作るだけでこんなに苦労するとは。Windows11やるなー。

まだ使い始めたばかりのWindows11。ほかにもWindows10との差があったら記事にしていきます。

追記:フォルダのプロパティからセキュリティの設定を変える方法

コメントをいただいたので「フォルダのプロパティからセキュリティの設定を変える方法」について追記します。

WindowsAppsをダブルクリックして下図のメッセージが出たら「続行」をクリックする。

WindowsAppsへは通常アクセスすることはできない

すると、下図の画面が出るので「セキュリティタブ」をクリックする。

セキュリティタブをクリックする

WindowsAppのプロパティ画面が開いたら「詳細設定」をクリックする。

WindowsAppのプロパティ画面が開いたら詳細設定をクリックする

WindowsAppのセキュリティの詳細設定画面で「変更」をクリックする。

WindowsAppのセキュリティの詳細設定画面で変更をクリックする

続行をクリックしてから変更をクリックしてもOK。

ユーザーまたはグループの選択画面で、テキストボックスに「ログインユーザーのID」を入力して「名前の確認」をクリックする。

テキストボックスにログインユーザーのIDを入力して名前の確認をクリックする

下図のように、ワークグループ名とログインユーザーIDの表記になればOKだ。

ワークグループ名とログインユーザーIDの表記になればOK

あとは「OK」ボタンを押して画面を閉じていけば作業は完了。WindowsApps以下、PaintAppまでアクセスできることを確認してください。

おつかれさまでした。

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