Windowsサインイン時にXAMPPのApacheとMySQL(MariaDB)を起動する方法

Windowsのサインイン時にXAMPPのApacheとMySQL(MariaDB)を起動する方法です。

Windows サインイン時にXAMPPのApacheとMySQL(MariaDB)を起動する方法

XAMPPは、Web開発に必要なフリーソフトをまとめて扱うパッケージソフトウェアです。 Apache + MariaDB + PHP + Perlを一括インストールできるのが魅力ですね。おっと、この記事を見ている方には説明不要でしたね。

以降、MariaDBをMySQLとして記載します。

普段、ApacheとMySQLは「XAMPP Control Panel」から起動すると思うんだけど、めんどくさがりな筆者は「XAMPP Control Panel」を開くことを省きたい。なんならWindowsへサインインしたら勝手に起動してほしい。

では、どうすればいいか?簡単です。Windowsの「サービス」に追加しちゃえばいいのです。

ここでは Windowsのサインイン時にXAMPPのApacheとMySQLを起動する方法 を紹介します。

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Windowsサービスとは

Windows「サービス」とは、バックグランドで動作し、ユーザーインターフェースを持たないアプリケーションプログラムです。多くのサービスは、OSのブート時に起動します。その名の通り、様々な機能を提供してくれます。ユーザーは今サービスが何をしているのか気にする必要はなく、勝手にアプリケーションと連携して処理を進めてくれる。

Windowsサービスの画面

つまり、WindowsのサービスにXAMPPのApacheとMySQLを追加してしまえば、Windowsへサインインするだけで、Web開発がサクサク進められちゃうというわけです。

Windowsサービスへ追加する方法

では、Windowsサービスへ追加する方法を紹介します。

Windowsサービスへ追加するには「sc.exe」コマンドを使います。

コマンドプロンプトを起動して下記のコマンドを実行すると使い方が表示されます。

sc.exe create --help

説明: レジストリおよびサービス データベースのサービス エントリを作成します。 使用法: sc <サーバー> create [サービス名] [binPath= ] <オプション1> <オプション2>... オプション: 注意: オプション名には等号が含まれています。 等号と値の間にはスペースが必要です。 type= (既定 = own) start= (既定 = demand) error= (既定 = normal) binPath= <.exe ファイルへの BinaryPathName> group= tag= depend= <依存関係 (スラッシュ (/) で区切ります)> obj= (既定 = LocalSystem) DisplayName= <表示名> password= <パスワード>

sc.exeコマンド実行についての注意点は下記の通り。

  • “binPath= “の後ろには1つ半角スペースが必要。
  • 管理者として実行していること。

詳しい説明はMicrosoftのサイトを参照ください。

sc.exe config

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XAMPPのApacheをWindowsサービスへ追加する

XAMPPのApacheをWindowsサービスへ追加する方法です。

コマンドプロンプトにて、下記のコマンドを実行してください。


sc.exe create Apache start= auto binpath= "\"D:\xampp\apache\bin\httpd.exe\" -k runservice"

ここではDドライブ直下にXAMPPをインストールしています。

[SC] CreateService SUCCESS」と表示されれば、サービスへの追加は完了です。

XAMPPのApacheがサービスへ追加された

サービスを開いて「開始」ボタン押してApacheを起動します。

サービスを開いて開始ボタンでApacheを起動する

サービス開始は初回のみ。以降は、Windowsにサインインすれば自動で起動されます。

XAMPPのMySQLをWindowsサービスへ追加する

次は、XAMPPのMySQLをWindowsサービスへ追加する方法です。

コマンドプロンプトにて、下記のコマンドを実行してください。


sc.exe create MySQL start= auto binpath= "\"D:\xampp\mysql\bin\mysqld.exe\" --defaults-file=D:\xampp\mysql\bin\my.ini mysql"

ここではDドライブ直下にXAMPPをインストールしています。

[SC] CreateService SUCCESS」と表示されれば、サービスへの追加は完了です。

XAMPPのMySQLがサービスへ追加された

サービスを開いて「開始」ボタン押してMySQLを起動します。

サービスを開いて開始ボタンでMySQLを起動する

サービス開始は初回のみ。以降は、Windowsにサインインすれば自動で起動されます。

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Windowsサービスを削除する方法

念のため、Windowsサービスを削除する方法も書いておきます。

コマンドを間違えたり、サービス追加したのに起動しないなどのトラブルがあった場合は、下記のコマンドでサービスから削除できます。


sc.exe delete Apache
sc.exe delete MySQL

必要に応じて使ってください。

まとめ

Windowsのサインイン時にXAMPPのApacheとMySQL(MariaDB)を起動する方法を紹介しました。

これで「XAMPP Control Panel」からApacheとMySQLの起動をしなくてよくなりました。これでWeb開発がサクサク進められちゃいますね。

おつかれさまでした。

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